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タイトル未定サイズ小説2話

なろう民がサイズ小説書いたやつ。
略して「なさやつ」です。
*****
 結論から言うと、その日のうちに森は抜けれなかった。
「うう、野宿怖いょぉ……」
「……勇者なんだしもっとモンスターと戦うもんだと思った」
「避けて進んでもいいじゃん!! そんなこと言っても私、1週間前くらいに初めて武器持ったんだよ? かれこれ18年酪農一筋だよ? 美味しいファス牛乳作るのに命かけてたのに、今度は世界のために命かけるんだよ!? 規模! 規模!」
「わ、わかったって……はぁ」
 そういうが俺も何もできない。
 そもそも記憶を失ってるからなんとも言えないが、キャンプとかの知識も皆無だから彼女に全てを任す事になる。
「よし、出来た! あとは火かな」
  すると彼女は石の周りに適当に木を組むと
「《フレイア》」
「おお」
 どうやら魔法らしく、簡単に木が燃え上がった。
「すごいな」
「基礎魔法なんだけど……、えっと魔法使えないの?」
「俺の世界にはそんな科学界隈が死にたくなるようなもんは存在しない」
「……カガク?」
  科学……あるよな? この世界にも。
「……簡単に言えば俺の世界には魔法なんてもんはないから使えるもんもいない」
 まあイギリスとかルーマニアとかなら、もしかすると魔法使いもいるかもしれないが。
「ええっ!! そうなの!!? じゃあ火とかどうするの? 空とか飛べないの!?」
「それはまたそのカガクとやらの話になるから……。 それより、空飛べるの?」
「私は無理」
「なんだ」
 そんなこんなで時間が経ち、周りはすっかり暗くなってしまった。
 夜ご飯は羊の干し肉の塩漬けらしい。冒険食感があって非常に好ましい。
しかし
「……」
「モグモグ」
「……っ! っ!」
「ゴックン。大丈夫?」
  硬い。
 まあ干し肉だから硬いに決まってるが、岩を食ってるみたいである。
「……小さいからか繊維が硬すぎて」
「うーん、やはり大きさかぁ。 こっちなら食べられる?」
「え? ……味は薄いが、まあギリギリ食えるな。 なにしたんだ?」
「咀嚼した」
 噎せる少年。
「ゲホッゴホ!! な、なんてもの食わせてんだ!!!」
「食べられないんでしょう? ほら、このくちゃくちゃしたやつもあげる」
「いらねえよ!!うわっ!ちょっと汚いから近づけんなっ! うわあああああああ!!!!!」
……
…………
「うう、もうやだ」
「私だって自分の涎含んだ肉を食べられるなんて恥ずかしいのに」
「ならすんなよ……。 あとその言い方なんとかならないか」
「まあそういわず! とりあえず今日は寝よう? お風呂とか欲しいけど贅沢は言えないし」
 ……こいつ、俺のこと人間というよりペット的な何かと思われてないか?
「寝床はどうするんだ?」
「寝袋あるから私はここで寝るけど…。 そうだ、カバンの中で寝たらいいよ。 安全だし、ハンカチとか色々あるから、それ使ってもいいよ。 それか添い寝」
「カバンにします」
「シャイだなぁ」
*****
 思いの外、寝心地がよかったカバンで起床し、森の中を進むこと数時間後。無事森を抜けて村に到着した。
「着いたァ……。 ここがカンドの村だよ。 えっと魔術師さんは……あっちかな?」
「勇者の割にあんま注目されないのな」
「まあ勇者になってから数日で噂になるにも早すぎるからね。 噂になられてもイヤだけど」
 そういうものか。
……
…………
「この辺りらしいけど……あ、ここかな」
 二人は小さな掘建小屋を見つけると、ドアを叩いた。
「すいませーん」
……。
「あれ、留守なのかな…。 ごめんくださーい!」
「ええ~……折角来たのにこのままなのか」
「困ったな、私も色々話があったんだけど」
「話ってだれに?」
 突然声がかかり、後ろを振り返るとそこには青いローブを着た少女がパンを咥えながらこちらを見ていた。
「もぐもぐ、ゴックン。 えっと、君が例の勇者?」
「そ、そうだけど」
「んじゃ、中に入って話をしよう。 お茶くらいなら出すよ」
 そういうと少女はドアを開けると中に案内した。
 この少女が例の魔法使いらしい。
「思ったより若いな」
「まあ魔術師は見た目で判断できないからね。 もしかしたらお婆さんかも」
「失礼な、私もっと若いよ。 このローブの下とかすごいんだから」
 見た目はかなり貧相だけどなぁ。
*****
「まずはこれを見てほしいんですけど」
 これ言うな。
「これは小さな人間かな」
「元に戻してあげられないですかね」
「……うーん。 結論を言うと無理だなぁ」
「ええっ!? それってどうして」
 すると魔術師は軽く腕を組んで椅子にもたれた。
「魔術回路が見つからない。 これには全く魔法の類がかかってないようだ。 まあ巨大化魔法とか使えばなんとかなるかもしれないけど、彼にかかる負担は耐えがたいモノになると思うよ」
 負担……? ゲームでいう精神値とかMPみたいなものか。
「しかし小さいな。 ミニマムの魔法でも妖精サイズだというのに、親指くらいの大きさしかないじゃないか」
 指先でツンツンされて困惑していると、勇者の彼女に拾い上げられた。
「じゃあ次わたしのお願い。 パーティメンバーになってくれない?」
「……まあそんなとこかと思ったよ。 夢でお告げもあったからね」
 信託でもそういうのはあるのか。
「……でも条件。 そこの小さな人間を少し研究させてくれないかな」
「ええっ!? け、けど……」
「なに、とって食ったりしないよ。 薬漬けや解剖のサンプルにするつもりもない。 彼の安全は保障するよ」
「……まあそういうことなら」
 えええっ!? 俺の気持ちは関係ないの!?
「じゃあ早速小人くんを貸してくれないかな」
 俺は勇者の彼女から魔術師に受け渡されると、魔術師のフニフニとした手のひらで弄ばれた。
「こうしてみると可愛いものだな。 口は聞けるか?」
「あ、ああ」
「なら話は早い。 服を脱げ」
「ええっ!?」
 俺はとっさに自分の体を抱きしめて後ずさるが、手のひらのため逃げ場はない。
 勇者の彼女に助けを求めようと振り返る。
「あ、えっと、じゃあ邪魔しちゃ悪いから出ていきますっ……!」
「ええ、ちょっとぉ!?」
 ……止める間もなく飛び出していった。
「さて、では小人くん」
「その前に理由! 理由を教えてくれます!?」
「ん? ちゃんと人間の身体をしてるのかを調べるんだ。 あと純粋に小さくなった人間で試したいこともあるからな。もちろん安全な範囲でだ」
「……早く終わらしてくれよ?」
 俺は脱いだ服を手のひらの上に置くと、魔術師はそれを丁寧に取って机の上に置いた。
「何している。 下着も脱ぐんだ」
「は、はぁっ!? 出来るわけないだろ」
「なんだ、その下着には脱げない呪いでも掛かっているのか。 見せてみろ」
「や、やめろぉっ!!」
  俺は必死に股間を隠そうとするが、親指ほどしかない大きさの俺には無抵抗も等しく簡単に押しのけられた。
「む、触った感じ呪いの類はないが」(ツンツン)
「さ、触るなっ……」
「なぜだ? 触ると痛むのか?」(クリクリ)
「おまっ……!? ワザとしてんのか……!?」
 あまりにも違いすぎる体格差に、俺は人形のように弄ばれ続ける。
「む、腫れてきたぞ。 やはり痛むのではないか。 無理はいけないぞ」
「無理ってお前が……」
「匂いはどうだろうか」
「っ~!?」
 スゥーっと吸い込まれる空気の流れに悶える。
「なかなか……クセになるな……。 味はどうだろうか」
「味ってまさか!?」
 「んっ……」(ペロッ)
「っ!!?」
 目の前にある彼女の鼻の頭に手をつき、さらに悶える。
「これは……。 研究したくなるな。 その下着を渡してもらおう。 いや、脱げないのか。 なら私が脱がしてやるか」
「や、やめろ!!!」
「なぁに、こう見ても手先は器用だ。 それっ」(びりっ)
「あああああああああっ!!!!?」
  ビュルルっ
*****
「ふむ、破れてしまった。 まあ研究には問題がないから貰うことにするが」
「それより凄く弱ってるんだけど!! なにしたの!!」
「やめろ……聞くなぁ……」
 ……生まれて初めて女の子に抜かれてしまった。
「しかし、小人くんよ。 最後に体液が出たが問題はないか?」
「……問題しかないよ」
「っ!? やっぱり怪我させたんじゃないの!!!」
「ま、待て。 怪我はしてないから……」
  この話はもういい。うん。
「ちなみにそれも採取させてもらった。 微量だがな」
「!?」
「……ほんとにちょっとだからよくわからないけど血ではないのよね」
「ああ、多分な」
 というか、服どうすればいいんだよ。 今は布切れで身体を覆っているけど、今後ノーパンとかマジないわ。
 
「ちなみに服を破ってしまった代わりとしてはなんだが、これをやろう」
「……なにこれ」
「さっきの下着のコピーだ。 私が作った。 ぬいぬいっとな」
「したぎ……下着ぃ!?」
 俺は急いでそれを貰い履いてから着替えた瞬間、俺の身体を勇者の彼女が掴み取りポケットに突っ込まれた。
「下着破ったって!? え、つまり、アレも見えたってことで……!?」
「そんな乱雑に扱うと小人くんが怪我するぞ。 まあ男性器らしいものは見えたな。 ……ああ、だから隠してたのか」
「見たって……。 彼のモノを……見た……」
「どうしてそんなに顔を赤くする。 さて、私も準備はできた。 さてと、では行くとするか」
 そう言うと魔術師はローブを羽織って扉を出た。
「ほら、小人くんは私が預かろう」
「……」
「言わぬなら勝手に預かるぞ」
「え?」
 そう言うと俺の身体はいつの間にか魔術師の彼女の手元にいた。 さっきと違って手袋がはめられている。
どうやら簡単な転移魔法かなんかでも使ったらしい。
「さて小人くんよ」
「……なんだよ」
「また性処理なら私が手伝うぞ」
「なっ!? お前……無知のフリだったのかよ……」
*****
そろそろキャラ紹介も交えたい。
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タイトル未定サイズ小説1話

初公開です。
*****
ここはどこだ。
俺は誰だ。
……まさか実際にこの記憶喪失テンプレを使うときが来るとは思いもしなかった。
 本当なら苦笑の一つ漏らしたいところだが生憎笑ってられない状況なので自粛することにする。
 ここは恐らく森の中。 恐らくというのは……まあそれはいい。
 とにかく適当に歩き回っても仕方がない。俺は木の根元に座り木漏れ日を浴びながら覚えてることをポケットに入ってたメモ帳に記すことにした。
 一般常識は覚えている。そして現代に生きる日本人であり、高校を無事卒業したのも覚えている。
 文字は…問題ない、メモ帳に書いてる時点で漢字ひらがなカタカナは覚えている、間違いない。
「……でも名前とか家族とか俺に関する記憶の大半とここに来た理由が思い出せないか」
 しかし、現実目を開くと少し記憶と矛盾してる部分があった。
……まず覚えてる限り草花はこんなにデカかったとは思えない。
 小さいものでも己の背丈ほどある雑草。まるで木のようだが幹がない。
「まったくわかんねぇなぁ……。 そもそもここからどうすればいいのやら」
適当に歩き回るか…いや、危険すぎるな。
それなら昼間のうちからここで出来ることをしたほうがいいだろう。
つまり……
「……結局、歩き回るのか」
 現代文明で生きてきた自分に体力はそんなにあるとは思えないが致し方ない。
 まずは食料かなんかを探すことにしようと立ち上がった瞬間。
ガサッという物音が聞こえた。
「!? ……なんだ? クマとか野犬じゃないだろうな……? せめてウサギとかであってくれよ……」
 しかし、その思いとは裏腹に音は徐々に大きな体躯のものだとわかるようになる。
 そして、音からしてもメキッバキッという明らかにクマなんかよりも巨大なものだと分かり、地響きまで聞こえてくるようになった。
「や、やば……逃げよう!」
 俺は震える足を無理やり立たせて木の根元に隠れた。
体を完全に埋めた瞬間、ズズーンという重い足音が外から聞こえてきた。
「(……あっぶねぇ、気づかれるところだった)」
 外にいる巨大生物はその後、何分か辺りをウロウロしていたが、すぐに何処かに気配を消した。
「……行ったか」
穴の外に出ると地面には身の丈ほどある獣の足跡が辺りにたくさん出来ていた。
「なんだよこれ、早いうちに森を出ないと……」
 そう思った瞬間、突然何かに捕まり体が宙に浮いた。
「捕まえたーっ!!」
「わあああっ!!? な、なんだっ!?」
 持ち上げた主は身体の方向をこちらに向けさせると、俺も相手の正体が分かった。
「(……女の子?)」
 目の前にいたのは耳と尻尾と手足はケモノものを持つ同い年くらいの見た目の女の子だった。
 それだけでも驚くのだが、なによりも姿が巨大すぎる…。
「お? 妖精かと思ったら人間だ。 ……人間ってたべれるの?」
「たべれない! 食べたら死ぬぞ!!」
「ええーっ!? じゃあいいや!」
 そう言うと彼女は俺を握っていた手を離すとそのままどこかに去っていった。
「……なんだったんだ今のは」
「よかったね、あの子真に受けちゃうんだよ。コボルドは頭が良くないから」
「っ!?」
 真上から聞こえてきた声に反射的に顔を上げると、突然ツタが体にまとわりつきそのまま上へ連れていった。
「な、なんだこれ!!?」
「本当にちっちゃいね君。こんな人間もいるんだ」
 そこにいたのは先ほどのケモノっ子と同じほどの大きさで肌が薄い緑色をした花飾りを長い髪につけた女性だった。
 俺はどうやら彼女の髪の毛に身体を絡められてるらしい。
「しかし、髪の毛で捕まえるなんて初めてかも。いつもならこういうツタを使うんだけどね」
「ひっ……」
 そういうと彼女の背後からモゾモゾと1本のツタが目の前で煽り立てた。
 その姿はまるで巨大な蛇やミミズのようにも見え俺は恐れ慄き、その様子を見るや彼女はケラケラと笑った
「お、俺をどうするつもりなんだ……?」
「そうね……食べちゃおうかな」
「……え?」
「そう、この蜜壺の中でゆっくりとね。 私、アルラウネの中はとっても気持ちいいわよ。だから心配しなくても知らない間にトロけちゃうから大丈夫」
 彼女はそう言って俺を腹部に移動させると、近くにあった袋のようなものが甘い香りを撒き散らしながら大きく口を開いた。
「それじゃ、いただきます♪」
 そして、ツタがスルスルと解けていき……
 捕まるものを失った俺はそのまま蜜の中にポチャンと落ちてしまった。
……
………
「(ダメだ……この香りはマズイ……)」
「(このままだと死ぬのに……気持ちよすぎて……何もできない……)」
「(なんで……こんなことになったんだ……)」
 粘り気の強い蜜の中でただただ動くこともできず沈んでいく。
 
 俺はもはや何も考えることさえ出来なくなり、そのまま意識を失った。
*****
一方、外では1人の少女が剣を携えて森の中を探索していた。
「……うう、怖いよ。 話下手とはいえ、せめて1人くらい仲間連れて来ればよかったなぁ……」
 そんな愚痴をこぼしながら草木を掻き分けていると目の前に一体のモンスターが現れた。
「わわっ!!? アルラウネだ……」
 しかし、相手はどうやら気がついていないらしくコックリコックリと眠りについていた。
「うーん、無駄な戦闘は避けたいし……そうだ。蜜壺だけ採取できないかな」
 少女は少しずつ近づきながら蜜壺に手を当てがう。
「んっ……」
「っ!?」
「……むにゃ」
「……ほっ」
続いて少女はツタを剣でなぞるように切り取り、こっそりとその場を後にした。
……
…………
「あー怖かったー!! まあとりあえずなんとかなったしなんとかなるよね! ……ん? なんか入ってる。 妖精かな」
 少女はそう呟くと蜜壺の中に手を突っ込みいれ、引き抜いた。
「……よ、妖精? にしては小さいような」
「……うう」
「わわっ生きてた!」
「……うう、ゲホッゴホッ!! た、助かっ……た?」
 目を覚ました少年は少女と目が合う。
 なお少女も巨大だった。
「う、うわああああっ!!?」
「だ、大丈夫!! 取って食べたりなんかしない……」
 クー……
「……お腹すいた」
「やっぱりいいいいいっ!!!」
「ち、違うって!! 大丈夫!! 大丈夫だってばああああっ!!!」
……
…………
 数分後、少女はカバンから麦パンを取り出し、小さく千切って少年に渡した。
「あげる、君もお腹すいてるでしょ?」
「あ、ああ。 ありがとう……」
  少女は礼を言われて少し照れると先ほど採取した蜜をパンで掬いながらモッモッと食べ始めた。
「ところで、ここはどこなんだ? 君もどうしてそんなに大きいんだ?」
「え? ここはファスフォレストだけど……多分私が大きいんじゃなくて君が小さいんだと思うよ」
「……だよな。 まあわかってたよ」
 少年はそう言って溜息を吐き、受け取ったパンをモソモソと食べ始めた。別にうまいもんではなかった。
「君はなんなの? 妖精じゃないみたいだけど変な格好もしてるし……」
「……こう見えても人間だよ。 んな妖精とか小人とかそんなファンシーなもんじゃない」
「じゃあ魔法かな。ミニマムとかあるし」
「さあ、俺はこの世界のことが全くわからん。 何にせよ異世界から飛ばされたんだろうな。もう色々あったからびっくりもしないよ」
 しかし、それを聞いた少女は目を丸くして驚いたような表情を見せた。
「ええっ!? 異世界から来たって……そんなこと……」
「そこまで凄い魔法は流石になかったか?」
「いや、あるんだけど……えっと、その……私勇者なの!!」
「……お、おう」
 突然のカミングアウトに反応に困る少年。
 しかし、少女は続けて話した。
「それで、その勇者っていうのは周期的にこの世界から選ばれる信託勇者っていうのと異世界から召喚される神託勇者が交互にくるの」
「……えっと、信託勇者と?」
「神託勇者」
「(ニュアンス同じじゃねえか)」
 少年は心でツッコミを入れたが表情には出さなかった。
「それで、それが俺になにか関係があるのか?」
「うん、あのね。 召喚で呼ばれるのは神に選ばれた勇者だけなの」
「ええ、俺勇者なんだ。 ……ん?」
「そう、私も勇者なの」
「……はぁ」
 あまりピンとこない。
「今までダブル勇者ってなかったのか?」
「そんなの聞いたことないよ。 ああ、きっと血筋だけで選ばれただけのヘタレで気弱な私じゃ頼りなさすぎて別の勇者である君が呼ばれたんだ……うぅ」
「そんな気落ちされても……。 俺だってアルラウネやコボルドに食われそうになったんだから。 っていうか召喚されて早々森の中だし体小さいしわけがわからない……」
「ああ……そうだったね。 もしかしたら魔法かもしれないから、とりあえず森を抜けよう。 確か次の村は魔導師の人がたくさんいるはずだし」
 魔法だの魔導師だのモンスターだの全くファンタジーすぎて着いていけない。
 そう少年は早々に思い始めていた。
 
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